旭ヶ丘団地のメインストリートを歩く
では次に旭ヶ丘団地周辺とメインストリートを写真で見ていきましょう。
と書きましたが、その前に都市計画を見てみます。旭ヶ丘団地の都市計画図です。
赤枠内が旭ヶ丘団地です。ほとんどの地域が第一種低層住居専用地域(薄緑色)です。建蔽率50%・容積率100%、良好な低層住環境を保護することを目的とした地域です。一般的に良い住宅地と言われることが多いです。団地の中央を走るメインストリートと団地の東側周縁部の一部は第一種住居地域(黄色)です。建蔽率60%・容積率200%、主に住環境を保護する地域です。準防火地域にも該当しています。第一種低層住居専用地域と第一種住居地域の違いは、建蔽率・容積率及び建てられる用途・面積にあります。旭ヶ丘団地でも商店などは制限の少ない第一種住居地域に集中しています。この都市計画図を見るまで、僕は団地東周縁部にみそらニュータウンに繋がるバイパスを計画していることを知りませんでした。まだ全線開通していませんが、確かに拡幅工事をしています。このバイパスにも商店などの商業的な施設を集中させようという意図があるようです。多少の用途地域の差はあれ、基本的にこの団地が住宅を建てるための土地として整備されたことが明確です。用途を分けて配置していくという手法は近代都市計画上一般的ですが、これが今の都市やニュータウンの問題を引き起こしている面もあります。詳細についてはそのうち触れることになると思います。
では、写真で団地周辺及現況を見ていきましょう。四街道駅からのアプローチに沿って、団地入口から団地北方面に進みます。キャプションに子供の頃の思い出や情景を添えますが、記憶違いもあるかもしれません・・・
ざっと駆け足ですが、旭ヶ丘団地のメインストリートの現況を写真で紹介しました。子供の頃はそれなりにお店もあって、商店街としての体裁を保っていましたが、今ではその面影がかすかに残る程度になってしまいました。大手の資本が入ったお店ではなく、あくまでも個人商店の集まりでした。高齢化とともにお店がなくなっていくのは仕方がないのかもしれません。
次回は住宅の現況や公共施設の現況について見てみようと思います。
※参考文献・URL 学術論文ではないので、wikipedia等web上の資料も参考にしています。
・コトバンク: https://kotobank.jp/word/四街道%28市%29-1604753
・四街道市HP: https://www.city.yotsukaido.chiba.jp
・wikipedia: https://ja.wikipedia.org/wiki/四街道市
・風薫るまほろばの里 旭ヶ丘: http://www.catv296.ne.jp/~asahigao/index.html
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