建築やデザインのコラムが続いたので、少し気楽な感じで・・・
趣味は?と聞かれたら一も二もなく、読書と答えます。ありきたりでインドアな感じがしますが、好きなものは好きです。仕事をしなくて良ければずーっと本を読んでいたいと思っています。正確には数えていませんが、小説を中心に今でも年間40~50冊くらいは読んでいるようです。通勤時も読みやすいので電子書籍が多いです。出版社の友人はあまりいい顔をしませんが。
好きな作家は?と聞かれれば、太宰治・芥川龍之介・夏目漱石というラインナップになります。前にオフコースが好きだと書きましたが、これに太宰治が加わるとなんだか凄く暗い人のような印象を与えそうな気がしますが・・・
「オススメの作家と本」では僕が読んだもので、いいなと思うものをカタログ的に羅列します。書評はしませんし、内容についても言及しないつもりです。(建築に関する本や作家に関しての論考は、そのうちに書くつもりです。) これ面白そう!と思ったら、読んでみてください。
※著作権の関係で、表紙写真を個人的にはブログに掲載できないので、amazonにリンクしています。
月村了衛 Tsukimura Ryoe
一人目は月村了衛さんです。新刊が出ると必ず読む作家のひとりです。この方は脚本家から小説家へ転身されたようです。確かに読んでいると描写が映像的な感じがします。人の動きや景色が次々と浮かんできます。僕は「機龍警察」シリーズから読み始めました。非常に劇画的な構成であっという間に読めてしまいますが、ストーリーの深みもあります。オススメです。時代劇・歴史物も秀逸で、「水戸黄門 天下の副編集長」「神子上典膳」も独自の視点で歴史とその時代の雰囲気・人物を捉えています。本屋大賞にノミネートされた「土漠の花」もいろいろ考えさせられる一冊です。※経歴についてはwikipediaを参考にしています。
室積光 Murozumi Hikaru
二人目は室積光さんです。この方は俳優として活動されていたそうです。今は劇団を主宰されていて、脚本・演出・俳優もこなすというマルチな才能を持っている方です。室積さんの小説は、一見奇抜な切り口なのですが、違和感なく、文句なく面白い。ひたすら面白い。そして最後に少しホロリとさせる。そんな小説です。僕が最初に読んだのは「史上最強の内閣」「史上最強の大臣」シリーズです。ただ一言面白い。電車で読むと笑いそうになるので要注意です。ニヤニヤしてるとただの気持ち悪い親父になってしまいます。「記念試合」は上記の作品とは違い、深みを伴った青春小説です。※経歴についてはwikipediaを参考にしています。
室積さんの処女作は「都立水商!」ですが、これは少しエッチな内容を含みます。「達人山を下る」シリーズはスカッとしたい時にオススメです。
これからも不定期ですが、僕の読んだ本を紹介していきます。
乞うご期待?
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